室積海堂寺の波切不動明王について |
建立の紀元は定かでない。今は無い室積海堂寺の波切不動明王である。 弘法大師が中国から伝えたと言われる現世利益除炎延命招福の守り本尊で、波切不動明王とも言われ、弘法大師像と同時に建立された(青銅作り)と言われている。 昭和年大東亜戦争で国家に醵出したため、昭和31年に御詠歌の会により石像で復元された。 弘法大師が遣唐使で長安の青龍寺で善無畏三蔵から恵果 阿閻梨の密教、大日教、金剛頂経の奥義を授かり日本へ帰国の途中、大海で大時化に遭い死の直前に弘法大師が 中国で彫った不動明王を祈り念じ真言を唱えたところ不動明王が現れ秘剣で波を切り時化を鎮めて本土四国の土佐のい宇佐の地に道が出来無事にたどり着いたので不動明王を 波切不動明王として青龍寺に建立した。 |
山口県光市室積半島象鼻ヶ岬 波切不動明王の場所 |
大師堂(海堂寺跡)
かつてここに海堂寺があった。
現在は象鼻ヶ岬の突端のその場所に大師堂がある。
弘法大師が唐より帰朝のおり、七日七夜の護摩供養の後、
浄水で身を清め、自像を刻み、さらに一個の自然石に
厨子を彫られたという霊場である。
この地は元禄年間に移された海蔵寺跡であり
、境内には御手洗観音・弘法大師像・遊女の歌碑などがある。