磯辺八幡宮の前身は、「正八幡宮」と称し、農神とされる荒神を現在地に祭り、部落の氏神としていた。
寛永年間(1624〜一1643)以前は、伊保木以東の村は、麻郷麻里府に所属し、高松八幡宮の氏子であった。
寛政8年8月(1796)光格帝の代、風土注進案に示す事情により、高松八幡宮の御分身を当地にまつり、
当初は高松八幡宮を号すという。後に磯辺八幡宮と号し、独立するようになったが、宮司は世襲的に高松八幡宮宮司
金長家が兼務して現在に及んでいる。明治6年10月村社に列した。
[火災により焼失と再建]
大正13年(1924)12月8日、火災のために神殿、拝殿ともに焼失した。
再建は昭和2年(1927)4月である。
[御鎮座二百年祭]
平成8年(1996)5月2日〜4日には御鎮座二百年祭が開かれ、氏子110戸をあげて稚児行列や神舞などの奉祝行事があった。
[例祭に伴う行事]
大はけ(大鳥居のしめ縄)の架け替えを、毎年秋祭りに間に合うように作成する。
[山まき]
お宮の領域を示し、悪を締め出し清めるために、しめ縄(新藁で約二百尋)を毎年元旦に間にあうように張り巡らす。
12月15日 しめ縄のお祭りをしたものを朝暗い内に行う。
[毎年の行事]
春祭り 5月10日頃 祈念祭,慰霊祭
夏祭り 7月20日 社殿祭 田頭祭
秋祭り 9月27日 前夜祭
9月28日 秋祭り
冬祭り 12月10日頃 新嘗祭
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