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山口県熊毛郡田布施町大字上田布施竹尾
曹洞宗竹峰山龍泉寺の紹介
2008-7-26  

田布施在住の植物観察会の先輩の案内で訪問し撮影した。
大変立派な名刹であり紹介する。




旧参道の各所に龍泉寺への路を知らせる地蔵さまが配置されている。

龍泉寺
曹洞宗竹峰山龍泉寺は、竹尾にある名刹、
曹洞宗で竹峰山と号す。
曹洞宗竹峰山龍泉寺は、元和元年(1615)
創立と伝えられる。
元和二年(1616)龍玉小周防渓月院より転住、
中興仙林と伝えられている。




龍泉寺楼門を望む


楼門から石段登り口を見下ろす




龍泉寺楼門
田布施町指定文化財(建造物)
平成15年4月1日指定
曹洞宗竹峰山龍泉寺は、元和元年(1615)
創立と伝えられる。
この楼門には安永八年(1779)の棟札があ
り、構造形式は一間一戸楼門(上階桁行三間、
梁間二間)、入母屋造、銅板葺、左右袖塀付(袖
塀桟瓦葺)、東側面に木階を設けている。柱は
欅であり、冠木や縁葛受け(腕木)、根太などは.松材である。
柱、虹梁など軸部を始め、部材の90%以上
が安永八年建立時のものと推測され、保存状態
ほ極めて良好である。18世紀末期の特徴をそ
なえた端正で均衡のとれた造形である。
田布施町教育委員会


【楼門】寺社などにある、二回建て(重層)になった門。
下層に屋根がなくて上層に高欄付きの縁をめぐらしたもの。


大変美しい


龍泉寺のタラヨウ
田布施町指定文化財
上田布施竹尾
平成17年7月11日指定
高さ11m、目通り幹囲181cm。
モチノキ科の雄株で、県内でも稀な大きさである。
毎年よく開花する。葉に字を書き
こまれることがインドの多羅樹(寺院に
植え葉に経文を記していた)に似ており、
日本でもタラジュ(多羅樹)・タラヨウ (多羅葉)といわれるようになった。
しばしば寺院や墓地に殖えられている。
田布施町教育委員会






裏山より撮影  龍泉寺の場所


光市室積伊保木慶宝寺との関係
慶宝寺のはじまり
慶宝寺は、室積伊保木の山腹に在り、山号「向南山」その
ままに真南を向いており、瀬戸の海を眼下に風光明媚な景
観を望む事が出来る寺である。
その昔、応永年中には向南山長慶庵(臨済宗)と称すも、
慶安年中に現田布施町竹尾の竹峰山龍泉寺11世水室雲龍大
和尚により曹洞宗へと改宗される。更に、明治7年に至り、
隣地に在りし聚宝院(龍泉寺四世頤巌存養(いかんそんよう)
大和尚により、臨済宗から曹洞宗に改宗し開山と成る(年代
.不詳)と合併し、両寺院の寺号よりそれぞれ一字ずつ取り、
「慶宝寺」と成る。

[慶宝寺 中村充宏住職 公民館だより 平成19年11月25日 No.437による]


龍泉寺の場所


 





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