江之浦天満宮(通称てんじんさま )
[天神信仰に関する宝物・建造物]
山口県光市 室積2丁目(旧称江の浦)
江之浦天満宮(通称てんじんさま ) の紹介
2007-7-29
鎮座地:山口県光市 室積2丁目(旧称江の浦)
祭神:菅原道真公、大国主神外四座
天神社の現状:早長八幡宮の境内社
祭祀の現状:例祭、御神幸祭(11月3日)
[天神信仰に関する由緒・伝承・社伝]
室積江之浦は、昔年人家が密集し混雑しており、老人
子供たちも往来に悩み、万物の運送にも煩らはしい状態であった。
明和四年(1767)に原田瀬兵衛・井上与三左衛門深く是を愁い、
公に申し出て許可を貰い、藪林空地等を開墾し町造りをおこなった。
>交易往来が自由になった。
素より室積江之浦の郷人は、深く此神を尊信しており、此地に寺社の
鎮守望んで、そのための寄付を集める、勧請之事を計画した。
計画したが供徒に年月が過ぎた。
ここにおいて、郷人のなかから原田瀬兵衛・井上与三左衛門・
原田利八郎衆を選んで志願を発し、新跡繁昌のために、
明和五年(1768)、瀬兵衛が自費で幣料を準備し、太宰府に下着し
安楽寺に入て事を計り、神霊を拝請して帰国した。
与三左衛門・利八郎・瀬兵衛が寄附の土地に江之浦天満宮をたて、
神霊を遷し奉った。
一郷の崇紀と云う。
本殿(入母屋造・瓦葺・16坪)
網代神輿一基、社名額(天満宮)
石鳥居一基、天神絵巻.
近年鳥居、社殿が再建され例年11月上旬神輿も出される祭祀が
続けられている。
天神信仰は全国的に広がって、各地に天満宮は多いが、このような
由緒のある部落社は数少ない。
室積2丁目(旧称江の浦) 海のそばに鎮座
鳥居と江之浦天満宮(通称てんじんさま )
牛の透かし彫り
江之浦天満宮の内部
鳥居の向こうは御手洗湾
恵比須社
江之浦天満宮の場所
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